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三井住友FG、SBIHDに約1割出資 デジタルを強化

発行済 2022-06-23 16:44
更新済 2022-06-23 17:36
© Reuters. 三井住友フィナンシャルグループとネット証券最大手のSBIホールディングスは23日、資本業務提携を行うと発表した。2017年1月、東京で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon

[東京 23日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループとネット証券最大手のSBIホールディングスは23日、資本業務提携を行うと発表した。SBIHDが実施する第三者割当増資を三井住友FGが引き受け、9.91%出資する。金融のデジタル化進展という環境変化に対応し、デジタルを強化する。

出資額は796億円。第三者割当により発行済み株式数の11.01%の株式を割り当てる。発行価格は1株2950円で、22日の終値2588円に対して14.0%のプレミアムが付いている。払い込みは7月11日。

デジタルチャネルにおいて提供する金融サービスを連携・連動させることで「両グループの顧客基盤を飛躍的に拡大させていくことを目指す」としている。現時点では、三井住友銀行は2700万人、三井住友カードは5000万人、SBI証券は850万人の個人顧客を有している。

10%という出資について、三井住友FGの安地和之企画部長は「象徴」と述べ、特段の意味はないとした。

両社は、20年4月に包括提携を結んでいる。2022年度中に開始する個人向けデジタル金融サービスに加えて、今後、幅広い事業領域での協業の拡大や深化の機会について、具体的な協議を行っていくとしている。

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