[28日 ロイター] - 英政府は28日、ロシアのウクライナ侵攻に伴う軍事支援強化により、2022年の国防費は国内総生産(GDP)比2.3%に拡大するとの見通しを示した。
ウォレス国防相は、ロシアだけでなく中国などの脅威に対処するため防衛力強化が必要だとし、追加予算を求めていた。
トークTVが報じたところによると、ウォレス氏は28年までに国防予算をGDP比2.5%に引き上げるようジョンソン首相に求めている。
英政府の最新予測は、GDP比2.12%とする北大西洋条約機構(NATO)推計値や、21年推計値(2.26%)を上回る。
政府は声明で、ジョンソン氏が29日のマドリードでのNATO首脳会議でNATOに対する新たな軍事的取り組みを発表し、24年以降の防衛関連投資の新目標について議論するよう同盟国に促すと説明した。