執筆:Oliver Gray
Investing.com - 米国の株価指数先物は、水曜日の夜間取引で横ばいとなり、日中の主要株式指数がまちまちの動きとなった中で、高いインフレ率とFRBの政策立案者による積極的な利上げに直面して、投資家は依然として慎重である。
米国東部時間午後8時45分時点で、ダウ平均株価先物とナスダック100先物は横ばいで、S&P500先物は-0.1%である。
経済指数としては、木曜日の新規失業保険申請件数が注目され、申請者が23万人になると予想されている。また、コアPCE物価指数、個人所得、支出指数も発表予定である。
決算発表としては、Constellation Brands Inc Class A (NYSE:STZ) と Walgreens Boots Alliance Inc (NASDAQ:WBA) は取引開始前に、Micron Technology Inc (NASDAQ:MU) は取引終了後に決算発表を行う予定である。
政策面のニュースとしては、クリーブランド連銀のMester総裁がCNBCに対し、現在の経済状況が続くなら、来る7月のFOMC会合で0.75%の利上げを支持すると述べた。6月初めにFRBは政策金利を0.75%引き上げ、これは1994年以来最大の引き上げ幅となった。
水曜日の通常取引では、ダウ工業株30種平均は82.3ドル(0.3%)上昇の31,029.3ドル、S&P500は0.1%下落の3,818.8、NASDAQコンポジットは0.03%下落の11,177.9となった。
株式では、ゼネラル・ミルズ社(NYSE:GIS)が直近の四半期決算で予想以上の売上高と収益を計上したことから、約6.4%の上昇となった。
ベッド・バス&ビヨンド社(NASDAQ:BBBY)の株価は、同社が四半期売上高と収益の予想を大きく下回り、CEOの退任を発表した後、約23.6%の急落となった。
Amazon.com Inc (NASDAQ:AMZN) 1.4%高、Microsoft Corporation (NASDAQ:MSFT) 1.5%高、Meta Platforms Inc (NASDAQ:META) 2%高、Apple Inc (NASDAQ:AAPL) 1%高と債券金利の緩和でハイテク株が買われている。
尚、債券市場では、米国10年債利回りは3.087%である。