[上海 12日 ロイター] - 中国の自動車メーカー、浙江吉利控股集団は12日のオンラインイベントで、電動ピックアップトラックの新ブランド「RADAR(レーダー)」を発表した。新型コロナウイルス禍のため都市住民層の間でキャンプなど屋外活動への関心が高まり、需要が拡大すると見込んでいる。
航続距離は充電1回当たりで600キロ以上という。販売予定価格は明らかにしなかった。同社はスウェーデンのボルボ・カーに出資している。
中国ではピックアップトラックは農作業用に使われるのが主流で、昨年の同国の自動車販売全体では約2%に過ぎない。大半の都市部では走行がまだ禁止されているが、2016年以降、一部都市では乗り入れが制限付きで許可された。販売の伸び率ではセダンやSUV(スポーツ用多目的車)を上回っている。