[18日 ロイター] - 米国株式市場は反落。銀行株が序盤の上げを縮小したほか、アップルが来年の採用や支出を減速させる計画という報道が嫌気され、売りが膨らんだ。
金融株はバンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックスの決算を受けて序盤に大きく上昇したが、引けにかけて売られた。
ゴールドマンは第2・四半期利益が48%減少したものの市場予想は上回り、2.5%高で取引を終えた。
アップルは2.1%安。景気低迷の可能性に備え、一部の部門で来年の採用や支出を減速させる計画だとブルームバーグが報じた。
ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「上昇モメンタムを維持するのが非常に難しい状況だ」とし、「これはある意味、弱気相場の筋書きのようだ」と述べた。
業種別ではS&P500の主要11部門のうち9部門が下落。ヘルスケアと公益事業の下げがきつかった一方、エネルギーの上昇が最大となった。
市場では今年に入って強い売り圧力にさらされているIT(情報技術)大手が来週にかけて発表する決算に注目が集まる。
この日はアルファベットが2.5%安、IBMが1.3%安となった。
米取引所の合算出来高は106億3000万株。直近20営業日の平均は121億5000万株だった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.20対1の比率で上回った。ナスダックでは1.06対1で値下がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 31072.61 -215.65 -0.69 31475.98 31644.68 30982.97
前営業日終値 31288.26
ナスダック総合 11360.05 -92.37 -0.81 11561.64 11629.03 11322.84
前営業日終値 11452.42
S&P総合500種 3830.85 -32.31 -0.84 3883.79 3902.44 3818.63
前営業日終値 3863.16
ダウ輸送株20種 13281.41 +69.20 +0.52
ダウ公共株15種 949.77 -13.39 -1.39
フィラデルフィア半導体 2679.57 -14.20 -0.53
VIX指数 25.30 +1.07 +4.42
S&P一般消費財 1139.45 +2.48 +0.22
S&P素材 454.30 +1.01 +0.22
S&P工業 730.13 -4.40 -0.60
S&P主要消費財 750.62 -7.47 -0.99
S&P金融 526.04 -2.79 -0.53
S&P不動産 254.10 -2.77 -1.08
S&Pエネルギー 534.56 +10.29 +1.96
S&Pヘルスケア 1484.89 -32.62 -2.15
S&P通信サービス 188.01 -2.08 -1.09
S&P情報技術 2293.23 -23.80 -1.03
S&P公益事業 349.50 -4.96 -1.40
NYSE出来高 8.97億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 26945 + 185 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 26920 + 160 大阪比