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東京株式市場・大引け=続伸、約15年ぶりに1万9500円回復 先高観支えに

発行済 2015-03-18 15:36
© Reuters.  東京株式市場・大引け=続伸、約15年ぶりに1万9500円回復 先高観支えに
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[東京 18日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      19544.48 +107.48 寄り付き    19407.76 安値/高値   19389.24─19555.72

TOPIX .TOPX 終値       1582.46 +11.96 寄り付き     1570.94 安値/高値    1569.71─1583.6

東証出来高(万株) 204469 東証売買代金(億円) 25369.5

東京株式市場で日経平均は続伸。終値では2000年4月14日以来、約15年ぶりに節 目の1万9500円を回復した。前日の欧米株安を受け朝方はやや軟調な滑り出しとなっ たものの、トヨタ 7203.T やソニー 6758.T など大型株の一角が堅調に推移。日本株に対 する先高期待感が支えとなった。前日に資本・業務提携を発表した任天堂 7974.T とディ ー・エヌ・エー 2432.T は買い注文が殺到し、ストップ高比例配分となった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えながらも、大引けにかけて指数 は先物主導で強含み、高値を切り上げた。自動車・電機株などが総じて堅調。ミツミ電機 6767.T や太陽誘電 6976.T が前日比で7%を超える上昇となったほか、村田製作所 <69 81.T>が昨年来高値を更新するなど、電子部品株の堅調ぶりが目立った。

東証1部・33業種では、その他製品が上昇率でトップとなった。ディー・エヌ・エ ーとの資本・業務提携が材料視された任天堂の上げが大きく寄与した。「材料に飢えてい る投資家が多く、任天堂のように材料が出ると一気に資金が向かいやすい。モメンタムの 強さは健在」(国内証券)という。大手銀行株やセブン&アイ・ホールディングス<3382. T>など内需株の一角もしっかり。半面、原油相場の下落を受け、石油関連株は軟調に推移 した。

SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「最近の傾向通り、下がると公的マネーの期待 で買われるという点でしっかりしており、(日経平均は)2万円を目指す動きになってい る。企業の資金の活用に向けた前向きな動きも評価されている」との見方を示す。世界的 な緩和マネーも、日本株高の一因となっているという。

個別銘柄では他に、2015年3月期末に特別配当10円を実施すると発表した大幸 薬品 4574.T が反発。任天堂がストップ高気配を続けたことで、ホシデン 6804.T や京都 銀行 8369.T にも思惑買いが広がった。半面、ローランド ディー.ジー. 6789.T がさ えない。17日、2015年3月期の連結業績で利益予想を下方修正したと発表し、嫌気 された。

東証1部騰落数は、値上がり1030銘柄に対し、値下がりが683銘柄、変わらず が155銘柄だった。

(長田善行)

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