[上海 30日 ロイター] - 関係筋によると、中国の不動産開発大手、融創中国は、国内債の6月の分割償還を予定通り実施した。償還期限の延長を断念した。
同社は今年、一部のドル建て債でデフォルト(債務不履行)となり、オフショア債務の再編に取り組んでいる。
関係筋は今週、同社が40億元(5億6408万ドル)相当の国内債について、償還期限をさらに6カ月延長することを求めていると述べていた。期限延長の要請は3度目となる。
ただ、関係筋が30日に明らかにしたところによると、同社は当初の予定通り4億1000万元の元利払いを実施した。社債権者の承認を必要とする償還期限の延長を断念したとみられる。
同社はコメントを控えている。