(MLNGへの出資状況を明確にして再送しました)
[シンガポール 10日 ロイター] - マレーシアの国営石油会社ペトロナスは、サバ・サラワク・ガスパイプラインで9月21日に地すべりによる漏えいが発生したため、液化天然ガス(LNG)の製造と販売を手掛ける傘下のマレーシアLNG(MLNG)ドゥアへの供給について、義務を免れる「不可抗力条項(フォースマジュール)」を宣言したと正式発表した。
宣言はMLNG設備へのガス供給のみに影響するという。どの程度の供給が影響を受けるか、また中断がどの程度の期間続くかについては言及していない。
MLNGにマイナー出資する三菱商事は6日、既にこの事態を明らかにしていた。
過半出資するペトロナスは週末に出した発表文で、パイプラインの漏えいは一部LNGバイヤーとの供給コミットメントに影響が及び、「適切な緩和措置」に向けて協議中だとしている。