■業績動向
2. 財務状況と経営指標
ベルトラ (TYO:7048)の2022年12月期第2四半期末の資産合計は前期末比911百万円増加し2,781百万円となった。
流動資産は同974百万円増加し2,389百万円となった。
これは主に、新株予約権行使により699百万円の資金調達を行ったことを受けて現金及び預金が745百万円増加したほか、営業未収入金が290百万円増加したことによる。
固定資産はソフトウェアが72百万円減少したことなどにより同63百万円減少し392百万円となった。
負債合計は同605百万円増加し1,300百万円となった。
流動負債は同609百万円増加し1,300百万円となった。
これは主に、OTA事業の予約数増加により、営業未払金が157百万円、前受金が471百万円それぞれ増加したことによる。
純資産合計は同305百万円増加し1,481百万円となった。
これは主に、新株予約権行使等により資本金及び資本余剰金がそれぞれ351百万円増加したことと、利益剰余金の減少による。
これらの結果、自己資本比率は52.5%(前期末は61.4%)となった。
収益改善による仕入債務及び前受金の増加により流動負債が増加した結果、自己資本比率は前期末比8.9ポイント低下したものの、キャッシュ・フローにはプラスに寄与しており、財務状況は大幅に改善した。
このため、財務安全性を維持していると弊社では見ている。
2022年12月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは42百万円の支出となった。
主な増加要因は減価償却費100百万円、仕入債務の増加134百万円、前受金の増加446百万円などで、主な減少要因は売上債権の増加245百万円、税金等調整前四半期純損失435百万円などであった。
投資活動によるキャッシュ・フローは6百万円の収入となった。
これは主に、匿名組合出資金からの分配による収入50百万円及び固定資産の取得による支出44百万円による。
財務活動によるキャッシュ・フローは674百万円の収入となった。
主に株式の発行による収入699百万円による。
この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は前期末比745百万円増の1,942百万円となった。
コロナ禍の影響を受け、2020年12月期以降キャッシュ・フローは大幅に悪化したが、2022年12月期第2四半期はOTA事業の予約数増加による前受金の増加、営業損失幅縮小等により、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に改善した。
今後の旅行需要回復の流れによっては、利益回復とともに営業キャッシュ・フローもプラスに転じると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
2. 財務状況と経営指標
ベルトラ (TYO:7048)の2022年12月期第2四半期末の資産合計は前期末比911百万円増加し2,781百万円となった。
流動資産は同974百万円増加し2,389百万円となった。
これは主に、新株予約権行使により699百万円の資金調達を行ったことを受けて現金及び預金が745百万円増加したほか、営業未収入金が290百万円増加したことによる。
固定資産はソフトウェアが72百万円減少したことなどにより同63百万円減少し392百万円となった。
負債合計は同605百万円増加し1,300百万円となった。
流動負債は同609百万円増加し1,300百万円となった。
これは主に、OTA事業の予約数増加により、営業未払金が157百万円、前受金が471百万円それぞれ増加したことによる。
純資産合計は同305百万円増加し1,481百万円となった。
これは主に、新株予約権行使等により資本金及び資本余剰金がそれぞれ351百万円増加したことと、利益剰余金の減少による。
これらの結果、自己資本比率は52.5%(前期末は61.4%)となった。
収益改善による仕入債務及び前受金の増加により流動負債が増加した結果、自己資本比率は前期末比8.9ポイント低下したものの、キャッシュ・フローにはプラスに寄与しており、財務状況は大幅に改善した。
このため、財務安全性を維持していると弊社では見ている。
2022年12月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは42百万円の支出となった。
主な増加要因は減価償却費100百万円、仕入債務の増加134百万円、前受金の増加446百万円などで、主な減少要因は売上債権の増加245百万円、税金等調整前四半期純損失435百万円などであった。
投資活動によるキャッシュ・フローは6百万円の収入となった。
これは主に、匿名組合出資金からの分配による収入50百万円及び固定資産の取得による支出44百万円による。
財務活動によるキャッシュ・フローは674百万円の収入となった。
主に株式の発行による収入699百万円による。
この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は前期末比745百万円増の1,942百万円となった。
コロナ禍の影響を受け、2020年12月期以降キャッシュ・フローは大幅に悪化したが、2022年12月期第2四半期はOTA事業の予約数増加による前受金の増加、営業損失幅縮小等により、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に改善した。
今後の旅行需要回復の流れによっては、利益回復とともに営業キャッシュ・フローもプラスに転じると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)