[21日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は21日、連邦準備理事会(FRB)は成長を抑制して過度に高いインフレを低下させるために、来年初までに4.5%を「やや上回る」水準に政策金利を引き上げ、その水準を維持すべきとの見解を改めて示した。
今年3月には政策金利がゼロ近辺と「中立金利を大きく下回っていたことを考慮すると、前倒しが好ましい」と指摘。「ただ、行き過ぎにも犠牲が伴うし、政策を実際にどの程度制約的にする必要があるかについては大きな不確実性がある」とし、政策を一時停止して経済指標や経済動向を評価できるような水準に到達させるという戦略を重視することになるとした。