[10日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は10日、短文投稿サイトの米ツイッターについて、プライバシーやコンプライアンス(法令順守)の責任者が相次いで退職し、規制を逸脱する恐れがあるため、「強い懸念を持って」監視していると発表した。
ツイッターは最高セキュリティー責任者(CSO)のリー・キスナー氏が10日の投稿で退職を公表。ロイターが入手したツイッター社内のメッセージによると、最高プライバシー責任者(CPO)と最高コンプライアンス責任者(CCO)も退職している。
FTCの広報業務担当ディレクターのダグラス・ファラー氏はロイターの取材に「われわれは強い懸念を持ってツイッターの最近の動きを追っている」と述べた。
ツイッターは5月、セキュリティー目的のためだけに使うとして収集した電話番号などの個人情報をターゲティング広告に不正利用していた問題で、FTCに1億5000万ドルを支払うことで和解した。