[13日 ロイター] - 世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの趙長鵬最高経営責任者(CEO)は13日、経営破綻した同業FTXのトークンであるFTTの預け入れを停止したことを明らかにし、同業他社にも同様の措置を取るよう促した。
11日に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したFTXは12日、不正な取引があったと明らかにしており、アナリストらは何億ドルもの資産が「疑わしい状況」でプラットフォームから移動されたと指摘している。
趙CEOは「(バイナンスは)疑わしい資産の流入が市場に影響を与える可能性を防ぐため、FTTの預け入れを停止した。状況を監視している」とツイッターへの投稿で述べた。
また「FTT契約開発者は4億ドル相当の残りのFTTを全て移動させており、段階的に供給されるはずだ。何が起こっているのかよく分からない」と語った。