[ドーハ 8日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は8日に試合のないレストデーを迎えたが、ファンの間では現代サッカーの2大スターであるアルゼンチン代表リオネル・メッシ(35)とポルトガル代表クリスティアノ・ロナルド(37)のどちらが優れているかの論争が絶えない。
メッシとロナルドの「史上最高」論争は10年以上にわたってファンの間で繰り広げられてきており、特に両者がスペイン1部のバルセロナとレアル・マドリードにそれぞれ在籍していた時期には議論が白熱。カタールでもファンがカフェやレストランで議論を繰り広げている。
今大会で2人とも5度目のW杯出場となったが、いずれもまだ優勝を成し遂げたことはない。メッシ擁するアルゼンチン、ロナルド擁するポルトガルはともに準々決勝まで勝ち上がり、アルゼンチンは次戦でオランダと、ポルトガルはモロッコと4強入りをかけて対戦する。
イングランドファンのデービッド・バーリーさんはロイターに対し、「ロナルドだ。ロナルドのオールラウンドなプレーは素晴らしい。メッシの左足は最高だが、ロナルドの方が万能で、サッカー選手としてもアスリートとしても優れていると思う」と述べ、ロナルドを支持した。
一方で、ロビ・ライルさんも同じくイングランドファンだが、「絶対にメッシだ。ここでメッシの試合は全て見たが、特に前回の試合(オーストラリア戦)では素晴らしかった」とメッシを支持。サウジアラビア出身のファンも「間違いなくメッシ。彼はゴールを決めるし、アシストもする、すごい選手。彼が史上最高だ」とコメントした。
また、米国人のメロ・バローズさんは「今はメッシかもしれないが、全般的にはロナルド。私はポルトガルのファンで、スポルティングのサポーターだし、だからロナルドを選ぶ」とし、「決勝でポルトガルとアルゼンチンが戦うとなれば最高のシナリオだ」と話した。