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米国株見通し:下げ渋りか、インフレ高進もFOMCにらみ

発行済 2022-12-13 12:43
更新済 2022-12-13 12:45
© Reuters.
(12時30分現在)

S&P500先物      3,984.20(-6.4)
ナスダック100先物  11,679.80(-26.6)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は15ドル安。
米10年債利回りは高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



12日の主要3指数は反発。
前週末の終値付近でもみ合った後、終盤は上げ幅を拡大し、ダウは528ドル高の34005ドルとこの日の高値で取引を終えた。
予想を上回った9日の生産者物価指数(PPI)を受け、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化への思惑から金利高に。
ただ、前週末にかけて大きく売り込まれたことから、連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控え持ち高調整の買いが強まり相場を押し上げた。



本日は下げ渋りか。
今晩発表の消費者物価指数(CPI)は前年比+7.3%と、前回の+7,7%から伸びの鈍化が予想される。
想定通りなら長期金利は低下し、株買い優勢となる見通し。
逆に、クリーブランド連銀が算出するCPIナウは+7.45%で、PPI同様にCPIも堅調となる可能性も。
その際には、本日から開催のFOMCでの議論に影響を与えるため、金利高・株安の展開となろう。
ただ、売り一巡後は政策決定を見極めるムードで下げは抑制される。



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