[15日 ロイター] - フランス検察当局は米ゼネラル・エレクトリック(GE)が同国から利益を海外に移転することで数百万ユーロの税金を回避した疑惑に関する調査の一環として、15日にフランス東部の同社工場を立ち入り調査した。AFP通信が報じた。
フランス共産党のファビアン・ルーセル党首が2019年7月に当局に対し、GEによる「税金の最適化・不正疑惑」を告発したのをきっかけに調査が行われてきたという。
GEと仏金融検察当局はロイターのコメントの求めに応じていない。
AFPによると、GEの仏東部ベルフォールの工場の労働者評議会と労働組合は昨年5月、GEが同拠点から5億5500万ユーロ(5億8958万ドル)の利益をスイスか米国に移転したとして告訴状を提出していた。