[ラスベガス 5日 ロイター] - 自動車メーカー各社は米ラスベガスで5日開幕した世界最大級の今年の家電IT見本市「CES」で、車内でビデオゲームなどを楽しめるデジタル娯楽機能を披露しようとしている。
米電気自動車(EV)大手テスラが駐車中や充電中に配信サービスのネットフリックス、ユーチューブ、フールーを鑑賞できる環境を整備しているのに追随する動きだ。
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のソフトウエア部門CARIADのビルク・ヒルゲンベルク最高経営責任者(CEO)は娯楽機能について「極めて迅速な配備が可能な分野だ」と指摘。サードパーティー業者の配信アプリ搭載やプラットフォーム共通化が収益確保につながるとの考えを示した。
韓国の現代自動車はラスベガスで、「Steam」などのPCゲームストアから1000タイトル以上のゲームを車内で楽しめる米半導体大手エヌビディアの技術搭載を発表した。
ソニーとホンダの電気自動車(EV)合弁会社ソニー・ホンダモビリティは試作車「AFEELA(アフィーラ)」を出展。ソニーは4日、ビデオゲーム技術「アンリアルエンジン3D」を利用し、最上級の映画やゲーム、音楽が楽しめるようになるとアピールした。