(TOKYO:8411) みずほＦＧ 271.1 +15.1活況。 商いも一段と増加する格好になっている。
海外投資家と見られる大口買いが相次いで観測されているようだ。
メガバンクは一斉高だが、足元では、政策保有株の売却が進めば、売却資金での自社株買いが進むといった思惑が強まる状況のようだ。
クレディ・スイスでは、政策保有株式/Tier１比率の25％以下という目標の今期中達成に強い決意が示されていることなどから、今後の政策保有株式売却が加速する可能性を評価としている。
(TOKYO:4004) 昭和電工 173 +3買い先行で年初来高値を更新。
阪大発ＶＢと、ウエアラブル機器用タッチパネル向けの新素材「銀ナノワイヤ」を量産すると報じられている。
銀ナノワイヤを使えばパネルの曲面加工などが容易となるもようであり、今後の市場拡大が期待されるウエアラブル端末向けに需要の広がりが期待できるとの思惑が先行する格好に。
(TOKYO:3639) ボルテージ 1827 +189急伸で上昇率トップ。
前日の引け後、ＬＩＮＥ ＧＡＭＥ向けアプリの配信開始を発表、期待材料につながっている。
恋愛ドラマアプリ「LINE 悪魔と恋する10日間 Heavens Kiss」を今夏より配信開始と発表、前日から事前登録を開始しているもよう。
直近では、人気ドラマのアプリ配信開始発表で急伸していたが、相次ぐ期待タイトルの投入による業容拡大期待は一段と高まる格好に。
(TOKYO:6875) メガチップス 1579 +151急伸。
みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1470円から2200円に引き上げている。
ここ数年のＭ＆Ａによって、国内顧客を中心としたゲーム機やＤＳＣ向け顧客専用ＬＳＯメーカーから、グローバル顧客を中心としたモバイル機器やＩｏＴ向けＡＳＳＰメーカーへ大きく変わる可能性が出てきたと期待しているようだ。
のれん代償却前ＰＥＲ水準などからは株価も割安と指摘。
(TOKYO:9627) アインファーマ 4980 +510大幅続伸。
前日に4月期の決算を発表している。
前期営業利益は115億円で前期比13.2％増益、従来予想の103億円を上回る着地に。
今期は134億円で同17.0％増益の見通し、ほぼ市場コンセンサス水準となっている。
野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を5500円から6000円に引き上げ、今期経常利益は会社計画の134億円に対して153億円を予想しているようだ。
門前薬局ならではの「かかりつけ機能」を発揮して業界再編をリードと評価。
(TOKYO:4528) 小野薬品 13570 +600大幅反発。
みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も13500円から16000円に引き上げている。
様々な癌腫に有効なオプジーボを再評価した結果、免疫チェックポイント阻害剤の中での優位性は続くと判断したようだ。
Ｇｉｌｅａｄ社に導出したB細胞系リンパ腫治療剤のロイヤルティ収入なども期待でき、今後も高い利益成長が予想されると指摘へ。
(TOKYO:5232) 住友大阪セメ 450 +21大幅続伸で年初来高値を更新。
ＪＰモルガン（JPM）では投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げ、目標株価も370円から440円に引き上げている。
セメント内需の先行指標の下げ幅は縮小傾向と、底入れの兆しが見え始めていると指摘。
夏場に向けて内需のプラス転換を予想するなか、国内を主戦場に構える同社は、内需好転により下落抑止力が強まると予想しているようだ。
(TOKYO:7259) アイシン精機 5690 +220大幅続伸で上場来高値を更新。
個別の新規材料は観測されていないが、為替の円安進行で自動車関連株などには見直しの動きが強まっているもようだ。
また、前日は野村やＳＭＢＣ日興証券などで目標株価引き上げの動きが相次ぎ観測されており、機関投資家によるセクター内での選別物色の対応にもつながっているとみられる。
中国のＡＴ普及率の上昇に対しては中期的な期待感が高いもよう。
(TOKYO:7717) Ｖテク 4140 +135大幅高。
液晶パネルの検査工程を自動化する専用装置を開発したと報じられている。
画素の不良を目視で発見する作業を機械が担うことで、人件費が9割程度削減できるもよう。
導入費用は1台で平均4000万円程度のようだ。
人件費の上昇する新興国などで納入が進むとの見方から、今後の業容拡大につながっていくとの期待が先行している。
(TOKYO:3436) ＳＵＭＣＯ 1872 +57大幅続伸。
米国半導体株高の流れが波及、株価の出遅れ感も強い中で、見直しの動きが強まる格好のようだ。
前日の米ＳＯＸ指数は4％近い上昇となっている。
新日鐵住金 (TOKYO:5401)の保有株売却報道が伝わっていることも、需給懸念のピークアウトにつながる格好に。
ストレートに今後のシリコンウエハの価格上昇期待などが反映する流れになってきているようだ。