[ダボス(スイス) 18日 ロイター] - サウジアラビアのファイサル外相は18日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に登壇し、イエメン内戦の終結に向け前進しているが、停戦復活や恒久的な停戦に向けた作業などまだやるべきことがあるとの見方を示した。
サウジが率いるアラブ有志連合とイランが支援するイスラム教シーア派武装勢力フーシによるイエメン内戦は、昨年4月に国連仲介で停戦合意に達したが、10月には期限切れを迎えた。
ファイサル氏は「紛争は政治的解決によってのみ終結する。それが焦点となるべきだ。われわれは前進していると言えるが、まだやるべきことが残っている」と語った。
イエメン内戦は、サウジとイランの代理戦争とみられている。
国連のイエメン担当特使、ハンス・グランドバーグ氏も登壇し、持続可能な政治的解決に向けて包括的なアプローチが必要だと訴えた。