[東京 19日 ロイター] - ユーグレナは19日、バイオ燃料の普及を進めるため、マツダなど国内企業4社から計78億円の資金調達を行うと発表した。一部は将来のM&A(合併・買収)向け資金にも充当する予定。
具体的には、気候変動解決を目的とした無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行する。発行額は48億円で、マツダが28億円、第一生命が20億円を引き受ける。
このほか、持続可能な社会の実現に向けた協議推進を目指し、ロート製薬と丸井グループと資本業務提携を締結。第三者割当による新株式を発行し、約30億円を調達する。1株当たり935円で、丸井Gに213万9000株、ロートに106万9500株を割り当てる。
ユーグレナは微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)を活用したヘルスケア事業やバイオ燃料事業等を展開。最近では、昨年12月にマレーシアのバイオ燃料製造プラントの建設・運営プロジェクトへの参画を検討していると表明し、実現可能性評価などを行った上で、2025年中の商業プラント完成を目指している。