[ロンドン 20日 ロイター] - BofAグローバルリサーチが20日に発表したデータによると、中国が「ゼロコロナ」政策を緩和したことを受け、18日までの1週間に新興国市場の株式および債券ファンドに過去最高となる127億ドルが流入した。
データによると、全体では債券ファンドに144億ドル、株式ファンドに75億ドルが流入した。
欧州の株式ファンドには2億ドルが流入。流入は49週間ぶり。欧州は中国の再開とガス価格の下落が追い風となっている。
BofAの「ブル・ベア」指標は3.5。新興国市場への資金流入により10カ月ぶりの高水準となった。
ただ、中銀による積極的な利上げの終了が近いこと、経済の「ハードランディング」の可能性、米債務上限を巡る政治的緊張など市場はいくつかの大きな不確実性になお直面していると指摘している。