[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツの主要7空港で17日、職員らが賃上げを求め24時間のストライキに突入し、約30万人の旅行客に影響が及んでいる。
ADV空港協会によると、フランクフルトやミュンヘン、ブレーメン、ドルトムント、ハンブルク、ハノーバー、シュトゥットガルトの7空港で約2340便が欠航となり、29万5000人の乗客が影響を受けている。
ミュンヘンでこの日開催したミュンヘン安全保障会議の出席者の足にも影響が出ている。ルーマニア大使館関係者によると、同国外相のフライトもキャンセルされ、外相はオーストリアに向かった後、4時開以上かけ車でミュンヘン入りしたという。
ミュンヘン安全保障会議には世界の国家元首や閣僚ら100人超が集結する見通し。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)やロシアのウクライナ侵攻に伴う食品やエネルギー価格の高騰が家計に打撃を与える中、英国のほか、フランスやスペインなどの欧州諸国でストや抗議デモが相次いでいる。