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サンワテクノス Research Memo(10):過去にも増して一段のコスト・コントロールの強化に期待

発行済 2015-06-10 09:31
更新済 2015-06-10 09:33
サンワテクノス Research Memo(10):過去にも増して一段のコスト・コントロールの強化に期待
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■新中期経営計画の考え方 (2)コスト・コントロールの強化 サンワテクノス (TOKYO:8137)は商社であるため、その利益率はどうしても低位安定ということになりがちだ。
同社が売上拡大のために様々な施策を打っているが、仮に売上高が増収となった場合でも利益がきちんとついてくるかは別問題だ。
同社の営業社員が商談に臨む際には常に採算性を意識してビジネスを行っているものと信じてはいるが、営業利益率が3%前後という業態では、気を抜くことはできない。
弊社が今回コスト・コントロールをあえて取り上げたのは、2015年3月期から2016年3月期にかけて、人件費や海外展開のための費用などの「先行投資」が行われているからである。
将来の先行投資はもちろん必要だ。
しかし、先行投資は、増やした費用を削減して元に戻すか、先行投資に見合う増収を実現するかして、先行投資を正当化する必要がある。
同社の売上高販管費率の推移を見ると、2015年までは売上高対比に大きな変化はなく、10%以下に抑制されており、ここまでは投資を正当化できている。
しかし、2016年3月期は人件費を含む販管費の増加が見込まれていることが利益見通しの当初計画比引下げにつながった。
問題は、この費用の増加が、特に売上高対比で見た場合に、2016年3月期だけの一時的な現象で抑えることができるのかということだ。
過去の実績を振り返れば、同社はコスト管理能力が高い企業であることは容易に理解でき、これまで述べたことは弊社の杞憂かもしれないが、それでもなお、過去にも増して一段のコスト・コントロールの強化を期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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