■収益構造と強み
(1)収益構造
スターティア (TOKYO:3393)の収益構造は、売切り(フロー)と月次収入(ストック)の2つに大別される。
選択肢としてフローとストックが選べるもの(例えば電子ブックソフトのActiBook)もあるが、多機能プリンタ(MFP)のように、まずはMFPの売切りで収益を計上し、さらにその後そのMFPからのカウンター収入(用紙、トナーなどについての従量制課金)とフローとストックが2段階構造のサービスもある。
現状、総売上高に占める割合は、フローが66.5%、ストックが33.5%となっている。
ストック比率が高いほうが業績の安定性は増すことになる。
しかし同社の商材やサービスを見ると、フローとストックの関係が2段階構造型となっているものが多くなっている。
また、例えばActiBookのストック型販売というのは、簡単に言ってしまえば分割販売であり、単年度の業績の押し上げという意味では、売切りで販売するほうが効果が高いことは明白だ。
弊社では、ストック型比率の上昇よりもフロー型売上高の伸びに重点をおいて評価すべきだと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
選択肢としてフローとストックが選べるもの(例えば電子ブックソフトのActiBook)もあるが、多機能プリンタ(MFP)のように、まずはMFPの売切りで収益を計上し、さらにその後そのMFPからのカウンター収入(用紙、トナーなどについての従量制課金)とフローとストックが2段階構造のサービスもある。
現状、総売上高に占める割合は、フローが66.5%、ストックが33.5%となっている。
ストック比率が高いほうが業績の安定性は増すことになる。
しかし同社の商材やサービスを見ると、フローとストックの関係が2段階構造型となっているものが多くなっている。
また、例えばActiBookのストック型販売というのは、簡単に言ってしまえば分割販売であり、単年度の業績の押し上げという意味では、売切りで販売するほうが効果が高いことは明白だ。
弊社では、ストック型比率の上昇よりもフロー型売上高の伸びに重点をおいて評価すべきだと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)