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世界の産銅大手、2050年までに温室効果ガス実質ゼロ化計画

発行済 2023-03-08 12:48
更新済 2023-03-08 12:54
© Reuters.  国際銅協会(ICA)は7日、2050年までに温室効果ガスの直接・間接の排出量を実質ゼロにする目標を掲げたと発表した。ベトナム・ハノイ郊外にあるケーブル工場の資料写真(2

[メルボルン 7日 ロイター] - 国際銅協会(ICA)は7日、2050年までに温室効果ガスの直接・間接の排出量を実質ゼロにする目標を掲げたと発表した。環境重視の投資ファンドにとって、銅産業の魅力が高まる可能性がある。

ICAには豪BHPグループ、チリのチリ銅公団(コデルコ)、スイスのグレンコア、米フリーポート・マクモラン、JX金属、ポーランドのKGHMなどが加盟している。

ICAが発表したロードマップでは、2030年までに直接(スコープ1)・間接(スコープ2)の排出量を30─40%、40年までに70─80%それぞれ削減し、50年に実質ゼロとする。

銅需要は50年までに20年比で倍増し、5000万トンに達すると予測されている。

各社は電力供給の脱炭素化、効率改善、銅スクラップの再処理などを通じて目標を達成する計画。銅スクラップからの銅生産は通常、電気を利用するので脱炭素化しやすい。

また顧客と協力して顧客の排出量(スコープ3)の削減にも努める。

産銅業界全体の温室効果ガス排出量は、世界全体の排出量の0.2%を占めている。

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