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午前の日経平均は反発、欧米金融システム不安が緩和 半導体底堅い

発行済 2023-03-17 12:15
更新済 2023-03-17 12:19
© Reuters.  午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比183円9銭高の2万7193円70銭と、反発した。写真は東京証券取引所で2020年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 17日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比183円9銭高の2万7193円70銭と、反発した。欧米での金融システム不安がいったん落ち着きをみせたことで、投資家心理が改善し、前日まで売られていた金融株に買い戻しが入る場面があった。前日の米ハイテク株高を受けて半導体関連銘柄も底堅く推移した。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、伸び悩む展開が続いた。

日経平均は前営業日比221円高でスタートした。買いが一巡した後は戻り待ちの売りに上値を抑えられたほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、積極的な買いは手控えられた。前引けにかけては、朝方に買われていた銀行業が小幅安に転じた。

前日の米市場では、ハイテク株比率の高いナスダック総合やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅上昇したため、半導体や電子部品などハイテク関連銘柄は底堅く推移した。

野村証券の小高貴久シニア・ストラテジストは金融株について「金融システム不安が起こるまでは、銀行株は金利上昇で買われていた側面がある。長期金利が下がっている中では積極的に買う理由もない」との見方を示した。一方、足元では、中国人観光客の本格回復が期待できるインバウンド(訪日客)関連銘柄が選好されやすいという。

目先の日経平均については「昨日、200日移動平均線(2万7361円01銭=現在)を下回っていたので、同水準近辺では戻り待ちの売りが出やすい」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。

© Reuters.  午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比183円9銭高の2万7193円70銭と、反発した。写真は東京証券取引所で2020年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

TOPIXは0.74%高の1951.39ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆5006億2400万円だった。東証33業種では、値上がりが精密機器や陸運業、医薬品など24業種で、値下がりが鉄鋼や石油・石炭製品、非鉄金属など9業種だった。

個別では、東京エレクトロンが1.1%高、アドバンテストが2.1%と底堅く推移した。前日売られていたみずほフィナンシャルグループは0.8%高、第一生命ホールディングスは1.3%高となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1285銘柄(69%)、値下がりは472銘柄(25%)、変わらずは78銘柄(4%)だった。

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