[23日 ロイター] - 写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップは23日、他の企業がウェブサイトやアプリに拡張現実(AR)機能を付加するのを支援する新事業部門「ARエンタープライズ・サービシズ(ARES)」を立ち上げた。
責任者のジル・ポペルカ氏は、スナップがAR技術を企業向けに売り出すのは今回が初めてだと明かした。
スナップは近年、AR分野の事業拡張に力を注いでおり、スナップチャット上では毎日2億5000人余りが何らかの形でARに触れているという。
現在デジタル広告収入が売上高の大半を占めている同社にとっては、収入源の多角化を目指す意味もある。
ARESが提供する第1弾の商品「ショッピング・スーツ」を使えば、企業は自社サイトやアプリに、顧客がバーチャルに服を着用したり、商品を立体的にあらゆる角度から眺めたりすることができる機能を導入でき、販売促進や返品を減らすことにつながると期待されている。