■強みと収益構造
(4)特約店ビジネスの業容拡大
特約店ビジネスとは、ルネサスエレ社の一次代理店である同社の下に連なる二次代理店を通じた販売のことだ。
ルネサスイーストン (TOKYO:9995)は14社の特約店ルートでの売上高について、今中期経営計画中の達成目標として20,000百万円を掲げている。
2015年3月期は17,200百万円(前期比1.8%増)だった。
2016年3月期は18,000百万円(同4.6%増)を計画しており、20,000百万円の目標達成は次期中期経営計画へと持ち越された形だ。
2015年3月期実績ベースで、特約店売上高の全ルネサスエレ社製品売上高に対する割合は24.7%となっており、その存在感は大きい。
二次代理店を介することは、同社の利益率には引き下げ要因となるが、特約店の有する人材を活用できるメリットがある。
特約店14社合計で約200人の営業員を抱えており、特約店の人的資源を活用して売上高の総額を伸ばす実利を志向したものと考えられる。
各特約店も同社と同様にデザイン−イン活動を強化した営業を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
ルネサスイーストン (TOKYO:9995)は14社の特約店ルートでの売上高について、今中期経営計画中の達成目標として20,000百万円を掲げている。
2015年3月期は17,200百万円(前期比1.8%増)だった。
2016年3月期は18,000百万円(同4.6%増)を計画しており、20,000百万円の目標達成は次期中期経営計画へと持ち越された形だ。
2015年3月期実績ベースで、特約店売上高の全ルネサスエレ社製品売上高に対する割合は24.7%となっており、その存在感は大きい。
二次代理店を介することは、同社の利益率には引き下げ要因となるが、特約店の有する人材を活用できるメリットがある。
特約店14社合計で約200人の営業員を抱えており、特約店の人的資源を活用して売上高の総額を伸ばす実利を志向したものと考えられる。
各特約店も同社と同様にデザイン−イン活動を強化した営業を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)