[モスクワ 30日 ロイター] - ロシア自動車メーカー最大手のアフトワズは30日、部品不足を理由に3週間の夏季休暇を前倒しする方針を明らかにした。
ロシア自動車業界は西側からの投資や部品供給、提携に依存していたが、ウクライナ侵攻と制裁で打撃を受けている。
アフトワズは新たな物流経路構築に向けて取り組んでおり、2022年は一部諸国がロシアへの輸出を拒否した200品目超の部品の代替に成功したと説明。
ただ、「今春は多数の部品供給元がアフトワズへの納品終了を通知し、23年の納品継続契約を破棄している。その結果、5月後半以降は完成車両の生産を滞りなく継続することが不可能になる」と述べた。
夏季休暇は7月24日からの予定だったが、5月29日─6月19日に変更された。
今年の予定生産台数は40万台。昨年の販売台数(18万8645台)の2倍以上の水準。22年の生産台数は45万台と、1991年のソ連崩壊以降で最低だった。