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日経平均は3日続伸、リスク心理改善 くすぶる米インフレ・景気懸念

発行済 2023-04-04 15:38
更新済 2023-04-04 15:45
© Reuters.  4月4日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比99円27銭高の2万8287円42銭と、3日続伸して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2023年

[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比99円27銭高の2万8287円42銭と、3日続伸して取引を終えた。金融不安からのリスクセンチメントの改善が継続して小じっかりと推移し、高値で引けた。一方、原油高によるインフレ高止まりや米景気の先行きへの懸念がくすぶり、上値を抑えた。終値ベースで3月9日以来約1カ月ぶりの高値。

日経平均は続伸スタートの後、一時マイナスに転じる場面もあったが、その後は徐々に上値を伸ばした。前日の米ダウ工業株30種平均の上昇も支えに「リスクセンチメントが改善している。新年度入りでニューマネーも入ってきたようだ」(楽天証券経済研究所の香川睦チーフグローバルストラテジスト)との声が聞かれた。

直近まで下げが目立っていた海運株が買われたほか、主要産油国で構成する「石油輸出国機構(OPEC)プラス」による減産方針を受けた原油高を背景に、鉱業が引き続き買われた。

一方、景気敏感株の一角はマイナスだったり上昇の勢いを欠いた。米経済指標の悪化で景気減速懸念が意識されたほか、原油価格上昇によるインフレ高止まりへの警戒感がくすぶった。このところの上昇ピッチの速さから、短期的な過熱感も意識された。

市場では「原油価格の動向が不透明な上、企業業績を見極めたい側面もある。週末に雇用統計を控えていることもあって、積極的な上値追いは限られた」(香川氏)との見方が出ていた。

TOPIXは0.25%高の2022.76ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.25%高の1040.78ポイントで取引を終了した。プライム市場の売買代金は2兆8866億5500万円だった。東証33業種では、値上がりは海運業やその他製品、鉱業など24業種で、値下がりは鉄鋼や空運業、サービス業など9業種だった。

個別では、INPEXや日本郵船が堅調。任天堂は買われた。一方、アドバンテストやファナックは軟調。しまむらは安かった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが889銘柄(48%)、値下がりは853銘柄(46%)、変わらずは93銘柄(5%)だった。

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