[台北 5日 ロイター] - 電子機器の受託生産世界最大手である台湾の鴻海精密工業は5日、第1・四半期の売上高が前年同期比3.9%増加したと発表した。一方、第2・四半期の売上高は減少するとの見通しを示した。
3月単月の売上高は4003億台湾ドル(131億4000万米ドル)で、3月としては過去3番目の高水準となった。ただ、前年同月比では21.1%減少した。
第1・四半期売上高は1兆4600億台湾ドル。第1・四半期として過去最高を更新、以前のガイダンスに沿った内容だったとしている。
第2・四半期については、前期比および前年同期比で減少する見込みとした。「2021年からの部品不足が緩和されたことで、昨年上半期の水準が高かったため」と説明した。
鴻海は5月11日に第1・四半期決算を発表。その際に第2・四半期と通期の見通しも示す予定。