(TOKYO:4005) 住友化学 746 -38朝方から売りが優勢に。
野村では第1四半期のプレビューレポート。
営業利益は市場コンセンサスの330億円程度に対して、250-270億円程度にとどまる可能性としている。
情報電子化学の伸び悩み、医薬品の広告宣伝費集中などを背景としている。
短期的に株価はややネガティブな反応との見方。
また、モルガン・スタンレ(MS)でも、第1四半期は従来のモルガン予想を下振れの公算と指摘している。
他の石化各社が上振れ推移と見られているなか、ネガティブな反応が強まる形に。
(TOKYO:4183) 三井化学 486 +34大幅高。
第1四半期の好決算期待が高まる格好になっているようだ。
モルガン・スタンレ(MS)では、強気で見ていたモルガン予想(営業利益100億円)を大幅に上振れる可能性があるとしている。
石化事業の好調が背景。
上半期も、会社計画180億円に対して215億円を予想しているが、上振れる公算とみている。
また、UBSでも4-6月期営業利益は前年同期比34%増の140億円と予想、上期は 245億円とみているようだ。
(TOKYO:6753) シャープ 163 -3売り優勢。
シティでは投資評価「3」を継続で、目標株価を180円から70円に引き下げている。
優先株による一株価値の希薄化を織り込んだことが目標株価大幅引き下げの背景だが、構造改革は傷を修復するには十分でないと判断する上、構造改革以外の自律的成長の見通しがまだ開けていないと指摘。
とりわけ、液晶パネルと液晶テレビ事業に懸念と。
また、今期会社計画も未達を予想しているようだ。
(TOKYO:3708) 特種東海 328 +42急伸。
来期からリニア新幹線の工事が年間6億円程度の経常増益要因になりそうだと報じられている。
社有林の地下を新幹線が通るため、工事用地の賃借料などが発生するようだ。
17.3期経常利益は37%増の50億円程度になりそうだとされている。
今後10年間はリニアが収益を底上げとも伝わっており、想定以上の寄与といった見方が強まっているもよう。
(TOKYO:2792) ハニーズ 1042 +63買い優勢。
前日に業績予想の上方修正を発表している。
5月期通期営業利益は従来予想の15億円から21.7億円に上方修正。
客数の安定推移、生産国のアセアンシフト進展などが業績上振れの背景に。
第3四半期累計では前年同期比75%減の2.3億円にとどまっていたことで、想定外の大幅上方修正となる格好に。
(TOKYO:4188) 三菱ケミ 797.3 +47.6大幅続伸。
同社のほか、東ソー (TOKYO:4042)や三井化学 (TOKYO:4183)など、本日は石化大手の強い動きが目立っている。
石化事業の好調による足元の業績上振れ期待などが背景にあるようだ。
同社に関しては、モルガン・スタンレー(MS)が投資判断「オーバーウェイト」で目標株価を700円から950円に引き上げている。
総合化学のトップピックと位置づけているようだ。
今年度以降の業績はコンセンサス予想を大幅に上回ると見込んでいるようだ。
今期営業利益は10年度に記録のピーク利益を更新と。
(TOKYO:7240) NOK 3985 -235下落率3位と大幅安。
シティでは第1四半期のプレビューレポートをリリースしているもよう。
第1四半期営業利益は前年並みの110億円程度にとどまるとみており、150億円程度の市場コンセンサスは大きく下回ると予想のもよう。
シール・電子機器部品の2大事業ともに下振れ推移とみられ、短期的に株価が調整する可能性も意識されると指摘しているようだ。
(TOKYO:4202) ダイセル 1596 +69大幅反発。
シティでは第1四半期のプレビューレポートをリリースしているもよう。
厳しい事業環境下で、総合力の強さを再確認できる決算になるとみているようだ。
市場予想120億円程度に対して、130億円前後の営業利益を達成できる見込みと。
円安やメタノール安の下支えもあって主要事業は総じて上振れ傾向、とりわけ、主力のたばこフィルター・トウは全般的に堅調な出荷が継続と。
(TOKYO:4063) 信越化学 7616 +277大幅続伸。
JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げしている。
目標株価も7700円から8500円に引き上げ。
ファンダメンタルズに大きな変化がないなか、株価の下落で割安感が出てきていると指摘している。
シリコンウェハの平均販売単価前提は2015年度が5%増、2016年度が3%増としている。
急速な上昇よりも小幅かつ持続性のある値上げを志向すると想定のようだ。
{{|0:}} 象印 2004 -51反落。
前日に業績予想の上方修正を発表している。
上半期営業利益は54億円から66.5億円に、通期では71億円から86億円にそれぞれ増額修正。
インバウンド消費が下支えとなったほか、海外での販売も予想以上に好調であったもよう。
第1四半期決算発表時に続いての上方修正となる格好だが、インバウンド消費によるインパクトは強く期待されていたため、いったんは出尽くし感が先行する状況のようだ。