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東京株式市場・大引け=5日続伸、3連休前で小動き 日中値幅は今年最小

発行済 2015-07-17 15:14
更新済 2015-07-17 15:15
© Reuters.  東京株式市場・大引け=5日続伸、3連休前で小動き 日中値幅は今年最小

[東京 17日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      20650.92 +50.80 寄り付き    20646.63 安値/高値   20611.22─20658.95

TOPIX .TOPX 終値       1662.94 +2.11 寄り付き     1662.52 安値/高値    1658.43─1663.49

東証出来高(万株) 187308 東証売買代金(億円) 20449.24

東京株式市場で日経平均は5日続伸。前日の米株高や円安進行を手掛かりに堅調な値動き となった。もっとも来週以降の国内企業決算の本格化を控え、足元では材料難との見方が 多く、3連休前で積極的な売買は手控えられた。連日の上昇で戻り待ちの売りなどが指摘 される一方、メガバンクなど金融株が堅調で全般相場を下支えした。

日経平均の日中値幅は47円73銭と今年最小となった。東証1部の売買代金もかろ うじて2兆円を上回る程度にとどまり、見送りムードが強かった。日経平均ボラティリテ ィ指数 .JNIV は一時16.18まで低下し、取引時間中で2014年9月2日以来、約 10カ月ぶりの低水準を付けた。

みずほ証券・投資情報部長の倉持靖彦氏は「直近安値からの戻りが急ピッチで、短期 的なスピード警戒感も出ている。ギリシャ債務問題の落ち着きを受けて、フランスやスペ イン、イタリアなど欧州株が上昇するなどユーロ圏に資金が向かっていることも日本株の 上値を押さえる要因」との見方を示した。

個別銘柄では、 ボルテージ 3639.T が続伸。16日に2015年6月期の連結業績 予想を上方修正したと発表し、材料視された。スマートフォンなどに向けた恋愛ドラマア プリなどが堅調に推移。広告宣伝費の効率化も寄与した。当期純損益予想は従来のトント ンから2億円の黒字(前期2億9100万円の黒字)に引き上げた。

半面、シャープ 6753.T が4日続落。同社の2015年4─6月期の連結営業損益が 350億円程度の赤字になったもようだと日本経済新聞17日付朝刊が報じ、嫌気された 。スマートフォン向けの液晶パネルの販売が低迷。液晶は海外勢との競争激化で値下がり したほか、新規顧客の開拓も難航したという。

東証1部騰落数は、値上がり794銘柄に対し、値下がりが953銘柄、変わらずが 143銘柄だった。

(杉山容俊)

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