Echo Wang Anirban Sen
[ニューヨーク 13日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームは13日、米ナスダック市場での新規株式公開(IPO)価格を米国預託株式(ADS)1株当たり51ドルに設定した。
アームが示した仮条件レンジ(47─51ドル)の上限で、9550万株の売り出しによりSBGは48億7000万ドルを調達することになる。
完全希薄化後のアームの評価額は545億ドルとなる。
これはSBGが先月、サウジアラビアなどが出資する傘下の投資ファンド「ビジョン・ファンド」からアームの未保有株を取得した際の評価額640億ドルを大きく下回る。
ソフトバンクGの発表によると、売り出し後のアーム株所有割合は90.6%となる。アームは引き続き子会社に該当するため、売り出しに伴う売却益は連結損益計算書に計上されず、売却益相当額が連結財政状態計算書の資本剰余金として計上される。
アーム株は14日からナスダック市場で取引が開始される。