Laura Matthews
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 調査会社ディーロジックが14日公表したデータによると、ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームによる上場を受け、年初来の新規株式公開(IPO)調達額で米ナスダックがニューヨーク証券取引所(NYSE)を上回った。
ナスダックにおける伝統的な米IPOは今年これまでのところ68件で、調達額は86億ドル。NYSEは64億ドルとなっている。
アームは上場初日の終値が公開価格を約25%上回り、投資家の間では低迷するIPO市場の好転に期待が高まった。
関係筋によると、ナスダック上場を計画している企業は約150社と、昨年の同時期より4割増加している。
ナスダックのデータによれば、同社が今年獲得した米IPOの割合は87%で、38四半期連続でNYSEをリードしている。両取引所は上場基準が異なるため、ナスダックでのIPOの一部はNYSEの基準を満たさない場合もある。