Engen Tham Selena Li
[上海/香港 19日 ロイター] - スイスの金融大手UBSが、クレディ・スイス買収完了に必要な規制当局の認可に関し、韓国、インドを含む少なくとも4カ国の対応が「遅い」と指摘していたことが分かった。
ロイターが検証した9月6日付の世界の社員向けの文書では、アイルランドとサウジアラビアも許認可に時間がかかる国として挙げられている。
この文書は、統合完了に必要な規制当局の認可スケジュールを評価したもの。認可取得に不確実性が生じた場合、事業の縮小や資産売却につながる可能性もあるとしている。
UBSは6月にクレディ・スイスの買収を完了したが、法的に買収を完了させるには、両行が事業を行っている市場の規制当局の承認が必要になる。