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きちりHD Research Memo(6):自己資本比率は低下するも今後は業績回復により改善する見通し

発行済 2023-09-21 13:16
更新済 2023-09-21 13:30
© Reuters.
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*13:16JST きちりHD Research Memo(6):自己資本比率は低下するも今後は業績回復により改善する見通し ■業績動向

2. 財務状況と経営指標
きちりホールディングス (TYO:3082)の2023年6月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比587百万円減少の6,793百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が122百万円増加した一方で、借入金の返済を進めたことにより現金及び預金が1,103百万円減少したほか、未収入金が140百万円、暗号資産が243百万円減少した。
固定資産では新規出店に伴い有形固定資産が516百万円増加したほか、投資有価証券が40百万円、繰延税金資産が31百万円、差入保証金が12百万円増加した。
投資有価証券の増加のうち20百万円は非連結子会社の(株)CHAVATY R&C※の増資によるものとなっている。


※ティーサロン(3店舗)の経営と紅茶及び関連商品の販売を店舗、ECサイトで行っている。



負債合計は前期末比233百万円減少の6,174百万円となった。
買掛金が83百万円、未払金が133百万円、未払費用が77百万円、未払消費税等が109百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債が678百万円減少した。
また、純資産は前期末比354百万円減少の619百万円となった。
親会社株主に帰属する当期純損失253百万円の計上と配当金支出75百万円が主な減少要因となった。


経営指標を見ると、コロナ禍による業績の悪化に対応するため2020年6月期に事業運営資金として金融機関から約50億円の借入れを実施したこと、並びに業績の低迷が続いたことで2023年6月期末の純資産額は619百万円、自己資本比率で7.7%まで低下したが、前述のとおり業績状況は黒字基調に転じていることから今後は改善方向に転じるものと予想される。
また、借入金については2021年6月期末の6,297百万円をピークに減少傾向となっており、今後も年間7億円前後のペースで返済する予定となっている。
同社では状況に応じて借り換えなども実施しながら、有利子負債の削減を進めていく意向だ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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