Chavi Mehta Phuong Nguyen
[21日 ロイター] - ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストが21日発表した第2・四半期決算は、国内顧客への納車台数増加を背景に、売上高が前年同期の2倍超に拡大した。先月の米ナスダック上場後、初の決算発表となった。
第2・四半期の売上高は前年同期比131.2%増の3億2700万ドル。純損益は5億2670万ドルの赤字となったが、赤字幅は前年同期から8.2%縮小した。
ビンファストのレ・ティ・トゥ・トゥイ最高経営責任者(CEO)は21日のアナリストとの電話会見で「当社は向こう2年以内に黒字転換できるはずだ」と述べた。創業者のファム・ニャット・ブオン氏は以前、同社は早ければ来年末にも収支が損益分岐点に達するとの見通しを示していた。
ビンファストは市場別の販売実績を公表していないが、増収は国内でのEV販売が主導した。ベトナムの主要都市で同社EVを「グリーンタクシー」として活用する制度が追い風となっている。