Mimosa Spencer
[パリ 10日 ロイター] - フランスの高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が10日発表した第3・四半期売上高は、為替レートや買収の影響を除くベースで前年同期比9%増の199億6000万ユーロ(211億6000万ドル)となった。
物価上昇や経済の変調を受け、コロナ禍後に活発化していた消費の勢いが弱まり、売上高の伸びが鈍化した形だ。
ジャン・ジャック・ギオニー最高財務責任者(CFO)は「怒とうのような3年間を経て、(売上高)伸び率は過去の平均により近い地点に収まりつつある」と説明した。
ファッション・革製品部門の増収率は9%で、アナリスト予想の10%に届かなかった。欧米では特に若い世代の高級品需要に減速が見られた。
一方でワイン・蒸留酒部門は14%の減収になった。