Maki Shiraki Miho Uranaka
[東京 24日 ロイター] - 三菱自動車工業は24日、企業連合(アライアンス)を組む仏ルノーが設立する電気自動車(EV)の新会社「アンペア」に最大2億ユーロ(約320億円)を出資すると発表した。コストを抑制しながらEVの開発強化と品ぞろえ拡充を目指す。
三菱自はアンペアが開発・生産するEVを調達し、自社ブランドで販売する。まずは欧州市場でOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受ける予定。
ルノーはEV事業を分離して設立するアンペアについて、2024年の新規株式公開(IPO)を計画している。同じく企業連合を組む日産自動車はアンペアに最大6億ユーロ(約960億円)の出資を決めており、日仏3社で効率的なEV強化とソフトウェア技術の融合を図る。アンペアには、米半導体大手クアルコムも出資を表明している。