Rajesh Kumar Singh Abhijith Ganapavaram
[24日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は24日、通年の見通しを引き上げた。業績予想の上方修正は今年3度目となる。
ジェットエンジン部品や航空会社向けサービスの需要が好調で、第3・四半期の業績も市場予想を上回った。同社の株価は午前の取引で7%超上昇した。
同社は2023年通年の調整後1株当たり利益を2.55─2.65ドルと予想。従来予想は2.10─2.30ドルだった。
年間のフリーキャッシュフローは47億─51億ドルとした。従来予想は41億─46億ドルだった。
第3・四半期の調整後利益は1株当たり0.82ドルで、LSEGがまとめたアナリストの平均予想0.56ドルを上回った。
航空宇宙部門は、受注、売り上げ、利益ともに前年比で2桁の伸びを記録。利益率は前年比で130ベーシスポイント伸びた。
仏サフランとの合弁会社で生産している航空機向けLEAPエンジンの納入については、22年比40─45%増と予想。従来予想の50%増から引き下げた。
ラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)によると、24年のLEAPエンジン納入数は前年比20─25%増を目指すという。