Shinichi Uchida
[東京 26日 ロイター] - 武田薬品工業は26日、痔ろう治療薬「アロフィセル」、肺がん治療薬「EXKIVITY」などを巡って1158億円の減損損失を計上したとして、2024年3月期の業績予想(国際会計基準)を下方修正したと発表した。営業利益は2250億円(従来3490億円)に見直した。IBESによるアナリスト17人のコンセンサス予想は4003億円だった。
純利益は従来の1420億円から930億円に下方修正した。売上収益は為替の円安傾向を踏まえ前提レートを変更したことで3兆8400億円から3兆9800億円に上方修正した。
武田が経営指標として重視する、為替レート変動の影響を排除したコア売上収益・営業利益の増減率は5月の決算発表時から変更はないとしている。