40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

再送米WD、メモリー事業分離 キオクシアとの統合交渉頓挫

発行済 2023-10-30 22:15
更新済 2023-10-31 13:37
© Reuters.  米メモリー半導体大手ウエスタンデジタル(WD)は30日、会社を2分割し、ハードディスクドライブ(HDD)分野とフラッシュメモリー事業をそれぞれ手掛ける会社を設立すると明

(見出しの表現を修正しました)

[30日 ロイター] - 米半導体大手ウエスタンデジタル(WD)は30日、フラッシュメモリー事業をスピンオフ(分離・独立)すると発表した。同社はメモリー事業について日本のキオクシアホールディングス(東京・港区)と進めていた統合交渉が頓挫したばかり。

一部社債の借り換えのため、新規の社債発行による資金調達も発表した。

分離後に主にハードディスクドライブ(HDD)事業を手がける本体とフラッシュメモリーの新会社どちらも上場することになる。物言う投資家のエリオット・マネジメントの事業分離要求を受け入れた格好で、エリオットはこの日、分離を支持すると表明した。

WD株は30日の取引を7.3%高の41.8ドルで終了。ただ、その後に2028年満期の転換社債で13億ドル調達すると発表したことを受け、引け後の時間外取引で約6%下落した。調達した資金は24年満期の社債の借り換えに充てる。

WDは21年以降、キオクシアホールディングスと経営統合に向け交渉していたが、複数の関係者によると協議はこのほど中断。

WDのデービット・ゲックラー最高経営責任者(CEO)は「現在の制約を踏まえ、ここ数週間、独立した分離がWDの進化に向けた正しい次のステップであり、株主価値を生み出す点で最善の位置に立てるということが明確になった」と述べた。

その上で事業分離よりも「優れた価値」を生み出す他の選択肢があれば検討に前向きだと述べた。分離は24年後半を目標としているという。

キオクシアとの交渉についてさらなる詳細な説明はなかった。

WDは16年にサンディスクを買収し、スマートフォンやパソコンに搭載されるフラッシュメモリー事業に参入。新型コロナウイルス禍収束後にメモリー需要は落ち込み、供給がだぶついてメーカーに再編圧力がかかっていた。

サミット・インサイツ・グループのアナリスト、キンガイ・チャン氏は、WDのフラッシュメモリー事業に別の企業が買収を提案することは見込んでいないと述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます