*09:27JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小反発、中国経済対策の期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 119034.14 -0.12%
9日のブラジル株式市場は小幅続落。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比142.53ポイント安(-0.12%)の119034.14で引けた。
日中の取引レンジは118445.86-120256.62となった。
プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。
米利上げの終了期待の後退が警戒され、売りはやや優勢となった。
また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。
一方、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
また、欧州市場の上昇などもサポート材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3239.92 -0.17%
9日のロシア株式市場は小幅続落。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.51ポイント安(-0.17%)の3239.92ポイントで引けた。
日中の取引レンジは3222.34-3245.11となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。
新たな手掛かりが少ないなか、売りは継続。
また、米利上げの終了期待の後退も警戒された。
一方、指数の下値は限定的。
原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 64832.20 -0.22%
9日のインドSENSEX指数は小反落。
前日比143.41ポイント安(-0.22%)の64832.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.20ポイント安(-0.25%)の19395.30で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。
外国人投資家(FII)の売り越しが足かせ。
FIIはこの日まで12日連続の売り越しとなった。
また、インド政府が財政赤字目標を変更しないとの見方も財政支出の拡大期待を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 3053.28 +0.03%
9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.91ポイント高(+0.03%)の3053.28ポイントと3日ぶりに小反発した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
足元で公表された経済指標が景気の弱さを示す内容となる中、当局は景気支援策を強めるとの見方が広がった。
寄り付き直後に公表された10月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でマイナス0.2%。
市場予想(マイナス0.1%)と前月実績(横ばい)を下回っている。
一方、生産者物価指数(PPI)はマイナス2.6%。
下落率は市場予想(マイナス2.7%)ほどではないが、前月実績(マイナス2.5%)から拡大している。
また、米中関係の改善期待が高まっていることもプラス。
今月15-17日に米サンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、中国の習近平・国家主席とバイデン米大統領は、首脳会談する見込みだ。
もっとも、中国経済の鈍化懸念が払しょくされたわけではなく、指数は安く推移する場面もみられている。
9日のブラジル株式市場は小幅続落。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比142.53ポイント安(-0.12%)の119034.14で引けた。
日中の取引レンジは118445.86-120256.62となった。
プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。
米利上げの終了期待の後退が警戒され、売りはやや優勢となった。
また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。
一方、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
また、欧州市場の上昇などもサポート材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3239.92 -0.17%
9日のロシア株式市場は小幅続落。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.51ポイント安(-0.17%)の3239.92ポイントで引けた。
日中の取引レンジは3222.34-3245.11となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。
新たな手掛かりが少ないなか、売りは継続。
また、米利上げの終了期待の後退も警戒された。
一方、指数の下値は限定的。
原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 64832.20 -0.22%
9日のインドSENSEX指数は小反落。
前日比143.41ポイント安(-0.22%)の64832.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.20ポイント安(-0.25%)の19395.30で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。
外国人投資家(FII)の売り越しが足かせ。
FIIはこの日まで12日連続の売り越しとなった。
また、インド政府が財政赤字目標を変更しないとの見方も財政支出の拡大期待を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 3053.28 +0.03%
9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.91ポイント高(+0.03%)の3053.28ポイントと3日ぶりに小反発した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
足元で公表された経済指標が景気の弱さを示す内容となる中、当局は景気支援策を強めるとの見方が広がった。
寄り付き直後に公表された10月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でマイナス0.2%。
市場予想(マイナス0.1%)と前月実績(横ばい)を下回っている。
一方、生産者物価指数(PPI)はマイナス2.6%。
下落率は市場予想(マイナス2.7%)ほどではないが、前月実績(マイナス2.5%)から拡大している。
また、米中関係の改善期待が高まっていることもプラス。
今月15-17日に米サンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、中国の習近平・国家主席とバイデン米大統領は、首脳会談する見込みだ。
もっとも、中国経済の鈍化懸念が払しょくされたわけではなく、指数は安く推移する場面もみられている。