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主要企業の第3四半期配当、前年比0.9%減=ジャナス

発行済 2023-11-16 13:20
更新済 2023-11-16 13:28
© Reuters.  資産運用会社ジャナス・ヘンダーソンが15日発表したリポートによると、世界の主要企業1200社の第3・四半期の配当総額は4219億ドルで、前年同期比0.9%減少した。各国

[ミラノ 15日 ロイター] - 資産運用会社ジャナス・ヘンダーソンが15日発表したリポートによると、世界の主要企業1200社の第3・四半期の配当総額は4219億ドルで、前年同期比0.9%減少した。特別配当の減少と少数の一部企業が配当を大幅に減らしたことが響いた。

鉱業セクターが配当を大きく圧縮。銀行と公益の両セクターでは増えたが、鉱業セクターでの落ち込みを埋め切れなかった。

ただ、特別配当が低調で為替変動の影響を受けたにもかかわらず、第3・四半期の配当総額は予想を小幅に上回った。今年通年の予想は従来から小幅下方修正されたが、それでも1兆6300億ドルと過去最高。

ジャナスのグローバル・エクイティ・インカム部門の責任者、ベン・ロフトハウス氏は「鉱業や化学などコモディティー関連セクターを除き、幅広いセクターや地域で配当は概ね堅調な伸びとなった。特別配当は、M&A活動縮小や、鉱業のようなセクターで市況好調に伴う利益がなくなったことを反映して減少した」と述べた。

第3・四半期に減配が最も大きかったのはブラジルの国営石油会社ペトロブラスと豪英資源大手BHP。鉱業では企業の半分余りが減配したが、全体では89%の企業が配当を増やすか据え置いた。

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