Supantha Mukherjee
[ストックホルム 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会によるインターネットの「ゲートキーパー(門番)」指定を巡り、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」も16日、米メタに続き異議を申し立てた。
欧州委は「デジタル市場法(DMA)」の下、大手IT企業6社が提供する計22の中核事業を厳しい規制対象となるゲートキーパーに指定。対象はマイクロソフト、アップル、アルファベット傘下のグーグル、アマゾン、メタ、TikTokで、16日までに異議申し立てを行うことができる。
メタは前日、対話アプリ「メッセンジャー」や消費者が商品を売買できる「マーケットプレイス」が指定されたことに異議を申し立てた。マイクロソフト、グーグル、アマゾンは異議を申し立てず、アップルはまだ方針を示していない。
DMAでは、月間アクティブユーザーが4500万人を超え、時価総額が750億ユーロを超える企業をゲートキーパーと見なすと定める。TikTokは、親会社の字節跳動(バイトダンス)のグローバルな時価総額に基づき指定を受けたと反論した。