Ron Bousso
[ロンドン 17日 ロイター] - 英石油大手BPは17日、マレー・オーキンクロス氏が最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。同氏は辞任したバーナード・ルーニー氏に代わって4カ月にわたり暫定CEOを務めていた。
オーキンクロス氏は二酸化炭素(CO2)の排出削減、再生可能エネルギーとクリーン燃料の生産能力増強、2030年までの石油・ガス生産削減を目指す戦略を継続するとした。
BP株は1%安で始まった。
同僚との過去の個人的関係について詳しい内容を開示しなかったとしてルーニー氏が辞任して以降、BPの株価は競合他社を下回っており、買収の標的になるのではないかとの観測が高まっている。
バーンスタインのアナリスト、オズワルド・クリント氏は53歳のオーキンクロス氏について「市場でよく知られ評判も良く、現在のBPの戦略をまとめた重要な人物の一人だ」と指摘した。