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SOMPOHD、桜田CEOが3月末で退任へ 顧問や相談役にも就かず

発行済 2024-01-26 11:50
更新済 2024-01-26 12:27
© Reuters.

Ritsuko Shimizu

[東京 26日 ロイター] - SOMPOホールディングスは26日、桜田謙悟会長兼グループ最高経営責任者(CEO)が3月末で退任すると発表した。中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題で「自らに責任がないはずがない」として退任を決めた。SOMPOHDと損保ジャパンの取締役からも退くほか、顧問や相談役にも就かず、経営から完全に身を引く。

桜田氏は会見で「顧客に多大な迷惑と心配をかけたことを心よりおわび申し上げる。信頼を損なう事態を起こしたことは痛恨の極みで、深く反省している」と謝罪した。

退任は桜田氏から指名委員会に申し出たという。調査委員会や金融庁などとの話の中で自らの責任についても認識し、退任を決めたと説明した。今後は顧問や相談役に就くこともなく「グループの監督・執行のいずれにも関与することはない。グループをより良い方向にできるだけ早く持っていくために、一切から引く」と話した。

CEOの後任にはSOMPOHDの奥村幹夫社長兼COO(58)が就く。損保ジャパンの白川儀一社長は今月末で辞任し、後任には石川耕治副社長(55)が就任する。

金融庁は25日、損保ジャパンだけでなく、親会社のSOMPOHDに対しても業務改善命令を出し、経営責任の明確化や顧客保護を重視する企業風土の醸成などを求めた。

桜田氏は、昨年9月の会見で、自身の進退については、社外調査委員会の報告を待つと繰り返していた。

SOMPOHDの調査委員会は16日に公表した報告書の中で、損保ジャパン内の「営業部門偏重」を指摘、責任をもって主体的に対応する意思や能力を持った部署などが判然とせず、コンプライアンス体制が機能不全を起こしていたと断じた。SOMPOHDとの間で、普段からの非公式な報告連絡態勢を含め、意思疎通が十分でなく、ガバナンスの実効性を阻害する要因になっていたとも分析した。

桜田氏は2010年7月に日本興亜損害保険と合併する前の損保ジャパン社長に就任。12年4月にはホールディングスの社長となり、以降、14年にわたってグループのトップを務めてきた。

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