[ロンドン 31日 ロイター] - 海外債務不履行後に国内外で資産売却を進めている中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)は、英イーストロンドンにある4億5000万ポンド(5億7000万ドル)相当の住宅開発プロジェクトを売りに出している。
不動産仲介のナイト・フランクは、碧桂園子会社のリスランドUKからポプラー地区にある未着工のキャリコ・ワーフ開発事業(1000世帯)について売却依頼を受けたと明らかにした。
碧桂園は中国最大の民間不動産デベロッパーで、昨年10月に110億ドル相当のオフショア債でデフォルト(債務不履行)を引き起こし、海外債務再編に取り組んでいる。また、国内債の償還も延期している。