[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車部門アウディは6日、ブリュッセル工場での生産を部品不足を理由に少なくとも2週間削減したと発表した。同工場では電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「Q8e─tron(イートロン)」を生産している。
独自動車業界誌アウトモビルウォッヘは4日、アウディが世界の生産網の全面的な見直しを計画しており、Q8e─tronの生産をメキシコのサンホセチアパ工場ないし中国に移管する可能性があると報じた。
広報担当者は生産をフル稼働に戻す時期は「週ごとに判断する」と説明し、アウトモビルウォッヘの報道を確認した。
アウディはブリュッセル工場で中期的に生産する車種を検討しており、将来計画の策定後、詳細を発表するという。