David Shepardson
[6日 ロイター] - 全米自動車労働組合(UAW)は6日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のテネシー州チャタヌーガ工場における従業員の過半数が組合加入カードに署名したと発表した。
VWによると、同工場の従業員約4100人に組合加入資格がある。同社は「組合加入の是非を決める従業員の権利を尊重する。わが社は引き続き従業員の権利と選択肢について理解を深めるための正確な情報提供に力を注ぐ」と述べた。
これまでUAWは何十年もの間、外国自動車メーカーが運営する工場の組織化に失敗してきた。
しかし昨年11月に米大手自動車3社(ビッグスリー)から記録的な待遇改善を盛り込んだ新たな労働協約を勝ち取ったUAWは、これを追い風にして国内の組合を持たない自動車メーカー全てを組織化する取り組みを開始すると表明。米テスラ、トヨタ自動車、韓国の現代自動車、米リビアン、日産自動車、ドイツのBMW、メルセデス・ベンツを含む13社の工場を組織化する考えを示した。